
富山湾の神秘!ほたるいか漁が始まっています。
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春の富山湾を彩る、幻想的な青い光。 その正体は「ホタルイカ」。 日本でも限定された地域でしか集中して漁獲できない中、富山湾は全国有数の産地として知られています。
なぜここまでホタルイカが富山湾に集まってくるのでしょうか?
1.「天然のいけす」 富山湾の独特な地形
この特徴により、湾内には深海性の生物が棲みやすくなっています。 ホタルイカは通常、水深200〜600メートルの深海に生息しており、産卵のために春になって浅瀬まで移動します。
2.「湧昇流」が生む豊かな餌場
富山湾では、深海の栄養豊富な水が湧き上がる「湧昇流」という現象が発生します。 これにより、植物プランクトンが大量に発生し、それを食べる動物プランクトンが豊富になります。 それらを求めて産卵期を迎えたホタルイカが集まります。
富山湾のホタルイカは、底引き網ではなく定置網で捕まえるため、魚体が傷つきにくい。また、産卵期の3~5月に獲れるので他県で獲れたものより身が大きいことも特徴です。
素材のことを知るとより美味しく感じますね。富山湾のホタルイカを今年もご堪能ください!